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田辺市斎場
斎場は、人間の「終の空間」であり、穏やかで厳かな場所であるべきである。そのため、華美な装飾を避け素材感を大切にし、周囲の造成などの環境(山の勾配や樹々)に合わせて風景に溶け込むような形態とした。また、建物全体のデザイン要素としては「①一枚板のような浮遊感のある大屋根、②マッシブなタイルの塊、③建物前面の土壁風の塊、④厚い一枚壁に見える素材感のある内部のボード壁」の 4つをテーマとし、これらがガラスを介してシンプルで明快に組み合わさった意匠とした。そして、本当に「終の空間」となるお別れホールは、魂が昇天していけるように、どこまでも続いているような天井の意匠により、大切な人を「送る」イメージを空間に表現した。
- カテゴリ
- 文化・交流・公益施設
- 作品名
- 田辺市斎場
- 所在地
- 和歌山県田辺市
- 延面積
- 1,600.46 ㎡
- 構造・規模
- RC-2F(一部S)
- 竣工年
- 2020年5月