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嘉麻市は福岡県のほぼ中央に位置し、計画地の南側には街のシンボルである「馬見山・屏山・古処山」の三山が見渡せる田園風景に囲まれ、遠賀川の源流にも近く水と緑が豊かな地域で、風光明媚な位置にある。児童が常に豊かな自然と雄大な三山の風景を見て日常の生活を行ない、郷土の自然に囲まれて育ち地元が好きになるような舞台として計画した。平屋建ての計画上、採光・通風を考慮し、中庭・光庭により自然の光や風を校舎の中に取り入れ、内部の暗くなりがちな部分へは積極的に自然光を、ハイサイドライトから間接光として取り入れる計画とした。また、学校内部に入るには事務所前を通るため、防犯上も安全な計画としている。内装は木質系の仕上げ材の使用を積極的に図り、特に天井には空間を特徴付ける効果的な木質材のパターンを計画して柔らかく親しみのある空間としている。